スリランカのABC

スリランカのことがよくわかる
ブログです。

海外の治安を調べる方法

アーユーボワン!


全く知らない国へ行く時は、まず「治安」が心配になりますね。
今回は海外渡航先の治安を簡単に調べる方法を紹介します。
この方法を使ってスリランカも調べてみます。

海外安全ホームページ

これは外務省が運営しているサイトです。


【海外安全ホームページ】
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html


全世界の治安が国の地域ごとに4つのレベルで分かる、サービスです。


明確な発出基準はないそうですが、日本人の「生命・身体に対する
脅威」を一つの重要なポイントとして、総合的に発出しているそうです。


スリランカの治安レベルは?


スリランカについて調べてみましょう。


ほぼ全域でレベル1「十分注意してください」となっています。
1部北部のほうがレベル2「不要不急の渡航はやめてください」です。
(2015年9月現在)



以下、安全基礎情報からの引用です。
「2009年に北部州におけるスリランカ政府軍とタミル人反政府組織
「タミル・イーラム解放の虎」(LTTE)との戦闘が終結した後は、LTTE残党
による爆弾テロやゲリラ的な攻撃等も発生しておらず、国内の治安は
保たれています。


(レベル2の地域について)
「・・・治安に顕著な回復が認められます。ただし,現在も北部州
ムライティブ県の一部においては地雷原として特定されていなかった
海岸や入り江から度々地雷が発見されているとの情報がありますので、
不測の事態を招くおそれも否定できません。
また、道路事情は改善されつつも、宿泊施設が十分でないため、
緊急事態が発生した場合、避難場所の確保が非常に困難です。

ついては、不要不急の渡航は止めてください。」


以上、引用おわり


スリランカについてはレベル1が発信されているものの、
国内の治安は保たれています」と明記されています。


国のほとんどがレベル1「十分注意してください」だから、
危険な国 という意味ではなく、あくまでも目安です。



観光地として人気の高いインドネシアのバリ島はレベル1の危険情報
が発出されていますが、危険性を理由に渡航をやめる人はいないと思います。



一方アメリカは危険情報が発出されていませんが、銃を突きつけられること
もあるでしょう。(友人の体験談です)


つまり、目安であって絶対的基準ではないということです。


先述した通り、外務所の危険情報の重要な判断基準は
生命・身体に対する脅威」です。


国としての治安レベル、または緊急事態が起こった時に、その事態に
対応できるライフライン(避難場所、交通機関、通信環境など)が
あるかを判断する基準として参考にされるとよいと思います。


【海外安全ホームページ】 
http://www.anzen.mofa.go.jp/index.html


JICAや青年海外協力隊は様々な発展途上国へ派遣されるわけですが、
国によっては「この時間帯は出歩いてはいけない」と注意される
こともあるようです。


スリランカは他派遣国に比べると、安全な国と認識されているようです。





スリランカの通貨

アーユーボワン!


今回はスリランカの通貨についてご説明いたします。


スリランカの通貨「スリランカルピー」

スリランカの通貨は「スリランカルピー」といい、Rs.と表記される
ことが多いです。


コインと紙幣があり、以下のようになります。
現物の20、50、100、1000Rsを載せておきます。
(後日、全ての通貨を載せますね!)



きれいな紙幣に出会うことは滅多にありません


紙幣の扱い方はかなり雑で、時にお札に書き込みがされて
いることもあります。


それでも、安心してください、


使えます!笑


レートや両替について

日本円に対するレートは2015年9月現在「1円=Rs1.17前後」です。


2011年からのレートの動きですが、2012年の一時の円高以降、
下がり続けています。



筆者がスリランカを初めて訪れた2014年3月当時は 
1円=Rs.1.27」前後でした。 


つまり、10,000円をスリランカルピーに両替したら 
Rs.12,700になっていたわけです。 


 しかし、現在はRs.11,700と、Rs.1,000の開きがあります。


スリランカでのRs.1,000は、ご飯が5回ほど食べれる金額
になります。


この差は大きいです。


両替については後ほど詳しく書きますが、空港で行うより
都市部の両替所のほうがレートは少しいいです。


交渉すると、レートを上げてくれることもあります。


空港での両替は少額にしましょう


日本でアメリカドルに変えて、スリランカでスリランカルピー
にするのはお奨めしません。


手数料を2回差し引かれることを考えると、メリットはありません。


日本円で持って行き、日本円で両替してもらうのが一番です。



スリランカの地理

アーユーボワン!


今回はスリランカの地理についてご説明します。


国の位置

さて、いきなりですがクイズです。


スリランカの場所は分かりますか?


以下地図上の①〜④から選んでみてください。





答え・・・②


①はモルジブ、③はインド、④はパキスタンになります。


スリランカはインドの南東にある、インド洋に浮かぶ島国です。
そのことから「インドの涙」とか「インド洋の真珠」などと
呼ばれることがあります。


国の地理

スリランカの国土面積は65,160㎢で、北海道の約0.8倍の大きさです。


南北にのびる楕円のような形をしており、南北約435km、東西約230kmです。


以下がスリランカの国土です。
写真からわかるように、緑が一面に広がる自然豊かな国です。
お隣の国と比べると、その違いはよく分かります。



統計によると国土の約3割が森林を占めています。(日本は約7割)
1920年は5割近くが森林だったのですが、農地、プランテーションなど
の森林開拓により、20%も減少してしまいました。


とはいえ、スリランカの自然は至る所にあり、美しいです。


キャンディの山間部の自然

地域区分


スリランカの国土は9つの州(province)、25の県(district)に分かれています。


・9つの州


・25の県



・コロンボの地区について
コロンボ県はその中が15の地区に分かれています。 
それぞれの地区に特色があり、一般的に


6、13、15区:タミル人が多く居住する地区


5区、7区:富裕層のシンハラ人が多く居住する地区


8区、10区:イスラム教徒が多く居住する地区


と言われています。


また低所得者層が(民族関係なく)居住するスラム地域も
あります。
(シンハラ語で「ワッター」と呼ばれます。)


コロンボは内戦後急激な発展を遂げる一方、スラムも数多く
残っており、特に富裕層、中間層、低所得層が混在する県と
なっています。


コロンボの世界貿易ビル



ちなみに筆者が生活の中心としているのは
北西部州のクルネガラ県です。